ルーツの旅一覧

ルーツの旅によせて

<旅行の募集要項はコチラからご確認下さい>

 

「ルーツの旅」は、不二聖心女子学院の前身である温情舎創立から100周年の年に、聖心会の創立者聖マグダレナ・ソフィア・バラの足跡を辿り、創立者の熱い思いに直接触れてみたいという多くの卒業生の思いから企画されました。

守護聖人のお名前を戴いている同窓会として、聖ローズ・フィリピン・ドゥシェーンと温情舎小学校初代校長の岩下壮一神父様への所縁の地へも足を延ばし、今年度のドゥシェーン会活動テーマ「聖女の思いを受け、先人への感謝と共に、繋ぐ、架け橋の使命として」の集大成の企画となります。

不二聖心女子学院の生徒の「ルーツへの旅」は、6年間の準備期間を経て昨年ようやく実現しました。
今年9月上旬にも、高校二年生が行ってきました。詳しくは学院のホームページ「ルーツの旅」のページと「学院ダイアリー」9月4日~13日をご参照ください。

ドゥシェーン会の「ルーツの旅」の企画に関しましては、様々な試行錯誤の結果、日仏伊の聖心会シスターをはじめ、不二聖心女子学院校長様のシスター大原の多大なご指導ご協力を賜りましたことに改めて感謝申し上げます。 今回、シスター大原がお言葉をお寄せくださいましたのでご紹介いたします。

不二聖心女子学院「ルーツへの旅」 

不二聖心女子学院 校長 シスター大原眞実

不二聖心女子学院は、2018年度より高校二年生全員を対象に聖心発祥の地フランスへの「ルーツへの旅」をスタートいたしました。
これは、未来に向かって、創立者聖マグダレナ・ソフィア・バラの精神を継承し燃え立たせていきたいとの願いのもと、2012年、山本滉前校長の時代に決定したものです。翌年度は学院内外に主旨を説明し、詳細を検討、2015年8月に下見を行いました。そして、2017年3月、この旅に参加できない学年の希望者と共に、先行する形でルーツへの旅へ行ってまいりました。

この巡礼の目的は二つあります。

一つは「創立者の足跡を辿り、その精神への理解を深める」ことです。
パリではフランスの聖心同窓会(UFASC)の方々が、かつて聖心があったロダン美術館とその周辺の歴史を含めご案内くださり、聖フランシスコ・ザビエル教会ではごミサに参加し、創立者のご遺体が安置されたシャスの前でキャンドルを捧げ祈ります。
ソフィアが最初に生活したマレー地区も訪問します。ジョワニーでは、シスター・卒業生の方等が、現在は霊性センターとなっているご生家で、⑴ご生家の説明と祈り、⑵サンチボー教会をはじめとする町の案内、⑶ぶどう畑でのヨハネ15章をベースにした霊的エクササイズという構成から成るプログラムを計画してくださいます。また、ヴェズレーのマリア・マグダレナゆかりの聖マドレーヌ大聖堂も訪れます。

二つめの目的は、「創立者の精神を現代においてどのように実践していくか考える」ことです。
この観点から、パリのユネスコの本部で研修を行います。本学院はユネスコスクールとしてESD(持続可能な開発のための教育)に取り組んでおり、特に21万坪の敷地を生かした環境教育に関して、生徒・教職員が国内外の様々な場で発表する機会が多くあります。
ユネスコスクールのインターナショナル・コーディネーターであるザビーネ・デッツェル氏はじめ、聖心女子学院ご出身の斎藤珠理様のご協力のもと、サスティナブルな社会の構築についての学びを検証する貴重な機会ともなっております。

ルーツへの旅はフランス・日本の聖心関係者の惜しみないご協力の上に成り立っています。「地の果てに至るまで聖心の灯を…」と願われた創立者の思いが、卒業生を通して実現しているのを強く感じます。

<参考資料>
◆聖書「コロサイの信徒への手紙」3章12節-17節(創立者祝日の典礼の第一朗読)
◆聖マグダレナ・ソフィアの生徒に向けての手紙  
◆『聖マグダレナ・ソフィアの生涯』三好切子(毎日新聞社)p234-245  
◇『マグダレナ・ソフィア・バラ』モニック・リュラー著 里見貞代訳(聖心会 非売品)p146-p166
◇『日本における聖心会 八十年のあゆみ 』三好切子(聖心会 非売品)p236-p241
◇”THE SOCIETI OF THE SACRED HEART IN THE FAR EAST” Margaret Williams(聖心会 非売品)p186-p188

 

 

2019年10月05日