恩師の言葉

2022.01.15

シスター大原眞美

経歴
小林聖心、東京聖心での勤務を経て、2009年に不二聖心に赴任し、現在に至る。

自身の心の支えとなっている言葉や出来事
大学時代、初めて不二聖心のキャンパスを訪れた時の感動と幸福感。オークヒル(当時は「牧草地」と呼んだ)へと続く道の真ん中で、両手を広げて満足そうに深呼吸する姿をどなたかが撮ってくださった写真が残っています。この写真は誰にも見せたことはありません。
この時には、その後の道が不二聖心に続いていくことは想像していませんでした。が、聖心会への入会の予感はあったかもしれません。

心に残っている不二聖心の思い出
修道者の減少により「カトリック学校のアイデンティティ」が、少子化により「私立学校の存続」が危機にさらされる中、創立者、そして学院の教育に命を捧げたシスター・先生方、母校を愛する卒業生の想いを受け継ぎ、不二聖心女子学院の灯を掲げ続けること!思い出であり、現在進行形であり、決意、そして祈りです。

卒業生へのメッセージ
かつて学院を訪問された総長様(第13代ヘレン・マクロクリン)が、学院のキャンパスの美しさにふれ、「このような場で学ぶ生徒たちは、人生の中で、神様のために何か美しいことをするために召されている」と述べられたことを思い出します。社会のために尽くす卒業生の姿が在校生に及ぼす影響力は、皆様の想像以上に大きく、また教職員の喜びでもあります。
麗峰富士を仰ぐ、不二(二つとない)なるキャンパスから、皆様のためにお祈りしています。

オリジナル・フーディー

今年度の秋のつどいで、高校3年生が考案したブルーのフーディーが、下級生、保護者、教職員の希望者に販売されました。例年、秋のつどいのごミサで献金を集め、必要とされている場に寄付していますが、今年は新型コロナ対策でごミサが出来なかったため、これを作成し、売上金より国境なき医師団に寄付することになりました。
胸元には、FSHS(Fuji Sacred Heart School)と校名のイニシャルが入っています。最上級生の思いを感じながら、私も愛用したいと思っています。