恩師の言葉

2023.08.08

シスター伊澤夏海

経歴

1991年4月~1996年3月 不二聖心寄宿舎勤務

1996年11月       聖心会入会

2000年4月~2002年3月 不二聖心寄宿舎勤務

2008年1月~       聖心女子学院勤務 現在に至る

不二聖心での思い出

この度、「恩師の言葉」に投稿する機会をいただき、寄宿舎の先生時代(1991~1996)、寄宿舎のシスター時代(2000~2002)を振り返ってみました。そこで、思い出されることは、仲間の先生、シスター方と心を一つにして、生徒たちが少しでも安心して寄宿舎生活ができるように日夜奮闘した日々のことでした。

先生時代にこのようなことがありました。運動会か遠足か、生徒達が外注弁当をもって出かけた日、持って帰ってきたお弁当のごみの捨て方がひどい有様だったことがありました。私たちは新任スタッフだったので、勇気がなくお説教をするべきかどうか悩みました。しかし、「お食事係の佐和子先生」が丁寧な生活の大切さを生徒たちに伝えたいという強い意志を主張され、大食堂のど真ん中で涙ながらに大演説をしてくれたのです。私は、佐和子先生の信念に感動しました。卒業生の皆さんの中でもその場面を思い出す人がいるかもしれません。未熟な私たちでしたが、先生同士互いに支え合い、学び合いながら生徒たちとの泣き笑いの日々を前進し続けました。

シスター時代は、変化していく寄宿舎の中で迷走するかのような日々を送っていました。しかし、徐々に先生方との間に信頼関係が生まれ、まるでバレーボールの試合をするかのようにチームで楽しく働けるようになりました。誰が、ボールを受け、トスに回し、アタックを決めるか、私たちはよく話し合いました。当時の先生方はスポーツ好きが多く、チームプレーが特に上手だったのだと思います。寄宿舎主任の私が大失敗しても先生方が必ず助けてくれました。私たちはそんな風に働きながら、生徒たちとたくさん笑い、たくさん学び、たくさん成長しようとしていました。

不二聖心での思い出を振り返り、改めて気づくことは、チームを作って助け合い生きることの大切さです。当時、スタッフルームに遊びに来る生徒たちが「先生たち仲がいいね。」と嬉しそうに言っていたのを思い出します。私たちの仲が良いことが寄宿生たちの心の安らぎにつながるのだな、と生徒たちの言葉からハッとさせられ、そのように寄宿舎で暮らす私たち先生と生徒たちを助けてくださる神様に感謝していました。

20年以上昔のことですが、懐かしい思い出です。当時寄宿生だった皆さんはお元気ですか。皆さんにもたくさん助けていただきました。本当にどうもありがとうございました。