恩師の言葉

2023.05.30

小野加代子先生

経歴

千葉大学理学部地学科卒業後不二聖心女子学院に勤務、現在に至る。

卒業生へのメッセージ

不二聖心女子学院に新卒でお世話になり40年になります。多くの生徒や先生方とともに過ごした日々はどれもキラキラしています。富士山を見ながらの通勤でありながら、校庭から眺める富士山とそれを取り巻く自然と校舎には、いつも癒されています。

 何より、シスター方の祈りにいつも私は満たされてきました。私が結婚したとき、Sr.柳下からいただいたカーディガン。娘が生まれた際には、手編みのベストをくださったSr.藤井。そして、病気で夫が他界したとき、遠方からも多くのシスターから、温かい言葉と祈りをいただきました。また、出勤の際お会いすると「今年は何年生?」と声をかけてくださったSr.小松。「〇年生の担任です。どうぞお祈りください。」すると、「祈りは私たちの仕事ですよ。お任せください。」と心強いお声をいただき年度を始めました。

時間のある時は、正門から裏門を歩くお散歩をSr.井出と、よくご一緒して、私のくだらない話を聞いていただきました。キリスト教に関する、とっても稚拙な質問をしても、シスターはいつも真摯に答えてくださいました。その他、多くの祈りをいただきました。直接学校生活ではないことですが、現在の私が不二で働いている原動力は、聖心会のシスター方の祈りです。

そんなことを考えていると、ふと、多くの卒業生の祈りも私がここにいさせているのかな・・と思いがよぎりました。多くの方からいただいた祈りに、感謝を込めてできる私からのお返しは、今の生徒たちの成長のために、少しでも力になることだと思っております。